治療についてのQ&A

Q. 子どもの矯正治療って何歳くらいからはじめればいいですか?

A. お子様の歯並びが気になる場合は、前歯が抜けて6歳臼歯(永久歯の中で最も早く生えてくる歯)が生える頃に歯科医院に相談するようにしましょう。
乳歯と永久歯が混合している時期に行う矯正治療は、顎や骨格の成長を利用しながら、バランスや噛み合わせを整えていくので、抜歯をしなくても良い場合もあります。簡易的な矯正装置を使った治療と合わせて、顎の大きさを正常な発達に導いて歯並びに合わせることができたり、口の筋肉を鍛えて歯並びに悪影響しやすい無意識に習慣的に行っている癖を改善したりします。
乳歯から永久歯の生え変わりをスムーズにすることで、大人の歯が生えそろうまで、しっかりと治療することができます。
また、正しい生え変わりを手助けする矯正治療を考えているなら、虫歯予防や虫歯のない永久歯ためにも歯科医院に定期的に通院することをおすすめします。矯正治療は長い期間かかる治療なので、先生との相性や通院しやすさなども大切です。かかりつけ医を早めに見つけて、子どもの口腔内の状態の変化に気づけるようにするのが良いでしょう。

Q. 40代でも矯正治療ってできますか?

A. もちろん矯正治療できます。悪い歯並びに対する見た目のコンプレックスの改善はもちろん、自分の歯を大切にすることは長い人生の生活の質を保つことにつながります。

歯並びが悪い方は毎日丁寧に歯磨きしていても、どうしても磨き残しの箇所が多くなってしまい、虫歯や歯周病になりやすくなってしまうのです。
矯正治療をすることで、しっかりと歯磨きできるようになって磨き残しが少なくなり、それらの病気のリスクを大幅に減らすことができます。

年を重ねても自分の歯で食事したり会話したりできることで、胃腸への負担が減り健康面の改善も期待できます。噛み合わせを整えると体全体のバランスが整うので、頭痛や肩こりなどが解消します。また、入れ歯やブリッジなどを使用するとありがちな、外れるのではないか、という不安や、痛みやグラグラするなどの悩みもなく、周囲とのコミュニケーションや外出なども億劫にならずにできるでしょう。

Q. 矯正治療中って、虫歯になりやすいと聞きました。

A. ワイヤーとブラケットを使用した一般的な矯正装置の場合は、食べ物が詰まりやすくなったり、歯磨きにコツと時間を必要としたりするので、虫歯になりやすくなる場合もあります。
しかし、ワイヤーの調整のたびに歯科医院で虫歯になっていないかの診察や、矯正治療を始める前に矯正中の歯のお手入れ方法について説明があるので、しっかりとケアをしていれば大丈夫です。
また、マウスピース矯正など、ワイヤーとブラケットを使用せず、歯磨きや食事を普段通りにすることができる矯正装置もあるので、歯科医師と相談するとよいでしょう。

Q. いま通っている歯科医院の主治医に矯正治療を勧められて検討しています。

A. 矯正治療は大人になってからでも遅くはない治療です。また、歯にまつわるあらゆる病気の予防的な観点から考えても矯正治療をおすすめします。
虫歯や歯周病の予防になるだけではなく、体の歪みや自律神経を整えるといった効果もあり、スタイルアップや小顔効果につながったり、正しい噛み合わせで咀嚼が行われることで、ダイエット効果もあったりします。
まずは、かかりつけの主治医がなぜ矯正治療をすすめているのか、聞いてみるのがよいでしょう。そして、治療計画や費用面などの確認をしてみてください。

Q. 結局、どの矯正治療法がおすすめですか?

A. 患者様の歯並びの状態や矯正にかけられる費用などによって異なってきます。治療技術の発達により、お仕事や生活スタイルなどに合った様々な矯正治療方法があります。

歯の表側につける一般的な矯正装置は、以前から行っている治療法なので取り扱った症例も多く、ほとんどの症状に適用できる装置であり、費用も抑えることができます。また、多くの矯正治療を行っている歯科医院で扱っているので、通院の利便性を考えたときの選択肢が広がるでしょう。

歯の裏側につける装置は、人前に出るお仕事の方や矯正していることを周りに気づかれたくない方などに良い治療法です。ただ、歯の裏側に正しく取り付ける技術が必要なので、歯科医院を選ぶときには、医師と十分に相談して決めましょう。

マウスピース矯正は透明のマウスピースを付ける治療法なので、審美性と機能性に優れています。しかし、重度に歯並びが悪い場合には適用されないことがあります。

それぞれのメリットやデメリットを考えて、自分の歯や口腔内を把握するためにも歯科医院に相談にいきましょう。

Q. 子どもでも嫌がらずに歯列矯正できますか?

A. はい、できます。
そのためには、なぜ矯正治療が必要なのかをしっかり理解してもらうことが大切です。
お子様の場合は歯並びが良くなることよりも、痛さや通院、装置を付けることなどの不自由さばかりを感じてしまうこともあるかもしれません。
しかし、正しく健康な歯は、親から子どもへのかけがえのないプレゼントです。
矯正治療をする意味を理解できるように、歯科医院と保護者の方が一緒になって治療していくようにしましょう。

Q. 歯列矯正にかかるお金の相談って、してもいいものですか?

A. はい、是非してください。
矯正治療は自由診療となり、歯科医院ごとに治療にかかる費用が大きく異なる場合があります。
なぜこの治療が必要なのか、治療にはいくらかかるのか、費用や治療期間などをしっかりと確認してください。
また、矯正治療の支払い制度は大きく分けて2つあり、最初に全部の費用を決めるトータルフィー制というものと、治療ごとに支払う処置料別払い制のものがあります。支払い方法についても、クレジットカードやデンタルローンに対応しているか等も確認したほうが良いでしょう。
かかりつけの歯科医院に支払い方法などを確認し、はじめの相談時に希望や予算を伝えるようにしましょう。